MENU

【月商100万円/借金100万円】デザイン事務所のグラフィックデザイナーで起業

【月商100万円/借金100万円】デザイン事務所のグラフィックデザイナーで起業
目次

起業の詳細について

形態(法人or個人事業主)

個人事業としてのデザイン事務所

起業した経緯

お客様との関係を築きながらオンリーワンを生み出したかったため、起業することにしました。また、会社員としてのしがらみなどにも疲れ自由な時間と自由なお金を手に入れる目的も、勿論のこと夢を描きながら一念発起しました。さらに地元にクリエイティブな働き口を創ることで、若い方の流出も防ごうと考えました。そして何より自分自身の作品を世に残し、形ある想い出をお客様と共に構築していきたかったからです。このような様々な気持ちのもと、起業にいたりました。

起業前の経歴

アパレルメーカーに就職をしたのが、最初の社会生活でした。元々はショップ店員になろうと思ったのですが、給与面で生活がなかなか厳しいと感じ諦めメーカーで生産や流通、販売、企画などを全て学ぼうと就職しました。3年間でメーカーを退職し、次に時代の移り変わりに敏感な飲食店や量販店を顧客に持つ食品メーカーに転職し、デザインを中心に学んだ後、アパレルメーカー時代の代理店よりお声かけがあり、2度目の転職を行いました。主には、営業兼企画という立ち位置でした。そこから現在にいたります。

起業内容

グラフィックデザイナーとして起業し、名刺やチラシ・ポスター、ロゴ制作、企業様のユニフォーム制作など多岐にわたり何でもお引き受けできるようにと、様々なジャンルにて立ち上げました。さらにフェイスtoフェイスにて必ず業務を遂行していくことを目指し、安心かつ少しアウトローなイメージの制作物を目指しPRしていくこととし、不安と希望が入り混じりながらの内容でしが、中小企業診断士の先生にも相談しながら内容を精査していきました。

イメージしていた成功ストーリー

日々デザイン依頼をいただき、多少安価ながらも、忙しさと心のゆとりの中で充実感のある生活をしている姿を思い浮かべていました。また、地元では知名度も上がり、デザインのことなら先ずは相談してみようという環境も構築し、後には法人化も視野に入れながらの事業計画でした。そして、自分よりも若い世代と共に新たな夢を描きながら、日々邁進している姿をイメージしていました。そして、プレイヤーから経営者へのシフトチェンジも考えながらのストーリーだったなと思っております。

サービス・商品メニュー内容

主なサービスとしては、デザイン代がかかる分印刷などにかかる制作費をかなりの格安設定にしていました。またデザイン費に関しても相場よりは安価にし、気軽さを売りにしていました。結果的に印刷やユニフォームなどの加工業務においては、ほとんど利益を得ないぐらいのサービス運営を行いました。さらに、デザインが関わることであれば基本的に何でもお引き受けするスタイルで行うこととし、全てのニーズを拾い上げることを目指しました。

上手くいった点

既存顧客への下話と退職する会社への下話にて、最初から顧客がゼロという状態ではなく、ある程度の売り上げが見込めた状態からのスタートを切ることができました。また、ファーストインプレッションを大切に考えていたので、打ち合わせは非常にスムーズに行うことができました。その後も、細かくやり取りを繰り返すことで、修正回数は少なく、勿論のことキャンセルもほとんどない状況を創ることができました。納品までの流れの意識が良かったと考えています。

失敗した点

一手に仕事を受け過ぎ、手がまわらなくなり納期的に長くなってしまったこと、すなわちお客様のために断る勇気を持てなかったことが失敗の大きな原因です。また価格設定が低すぎて、自分で自分にストレスを与えていたのだと思います。要する時間に対しての価格設定は非常に大切だと痛感しました。そのような負のスパイラルに陥った時こそお客様に正直にならなければならないのに、それを隠すことばかりに時間を割いたと感じております。

特に心に残っている失敗エピソード

とにかく仕事が立て込んだ時に着手が遅れて、結果的に納期遅延をしてしまうことが重なりました。そういったときに限って、商品キャンセルや商品不備などが重なり、二度手間三度手間となり、利益が出るどころか仕事をすればするほど、持ち出しが増えていくという負のスパイラルに陥っていきました。また、価格設定を低くしすぎたこともこれを招いた要因だと考えています。ストレスを感じず自分が幸せだと感じるように遂行できるプランを考えないといけません。

起業の結果について

人数(社員やアルバイト)

自分自身のみで行っております。

最大月商

100万円が最大でした。

最大借金

借金も最大で、100万円になりました。

結果(今の状態)

今現在は、一度失ってしまった信用を取り戻すのにも時間がかかり、仕事も減ってしまったため、日々食いつないでいくためにアルバイトをしながらの生活になっています。自分の失敗で招いたことですが、今の結果を真摯に受け止める必要があるかと思います。そして、自分自身を見つめ直し、新たに動画制作のスキルを身に付け加えてデザインスキルもさらに向上させながら少しずつですが、盛り返していっているところです。失敗あってこその今なのだと思います。

過去の自分が改善すべきだった点

とにかく着手を早くすること、そして目の前の誘惑や妥協心に負けないこと、これにつきるのではないでしょうか。自分の悪い癖をきちっと理解し、決していい意味で無理をしないことを心がけ価格とクオリティとのバランス及び、自分自身の本当の幸せとはいったい何なのかを考え、断る勇気を持ち、立てた計画は必ず遂行する自分への厳しさを持つことで過去を改善できるのではと考えています。とにかく夢を叶えるためには、他人との勝負ではなく自分との勝負を大切にできるよう今後の糧にしたいです。

これから起業する人へのアドバイス

自分がやろうとしたことに決して間違いはないと先ずは自分を信じてみてください。そして、その初心を必ず忘れないようにどんなことがあろうとも、計画通りに遂行していきさえすれば、必ず道は開けます。自分自身に諦めの心を持った時点で、計画内容が変わってしまうので、信じ続けていけば良いと思いますし、自分にも他人にも正直な気持ちをぶつけそこに共感がある限り、事業の衰退は無いと考えていますので、自分と他人を信じることを意識し、約束を守り続けることで、必ず事業が発展するということを念頭に今後の参考にしていただけたらと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次