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【月商10万円/借金0円】ハンドメイド品の販売で起業

【月商10万円/借金0円】ハンドメイド品の販売で起業
目次

起業の詳細について

形態(法人or個人事業主)

個人事業主

起業した経緯

ハンドメイドを趣味にしていて、道の駅やスーパーの産地直送コーナーで売っている状態でした。結婚をきっかけに引っ越すため仕事を辞めたので、自分で出来る仕事がしたいと思い、個人事業主登録しました。新しい仕事を探すことも考えましたが、転勤族だったので、手に職のない私には雇用され続けることは難しいかなと思ったことも起業の理由です。収入を得たら確定申告をしなければいけないとか、個人事業主の登録をしないといけないとか、それくらいの知識しかなかったのですが、とりあえずやってみようと思いました。

起業前の経歴

起業前は、普通のOLでした。事務職をしたり、福祉系の経理をしたりしたこともありますが、営業などの経験はありませんでした。起業をしようと考えたときに、簿記の資格を取ったり、自治体で主催している勉強会に行ったりはしました。結果的に時間はかかったのですが、これらは今考えたら必要ないことだったなと思っています。実際に会社員としてメールや電話でやり取りをしていた経験は実際に役に立ちました。問題が起きたときに次にどうしたらいいかを考えることができるので無駄ではない経験になったと思います。

起業内容

ハンドメイドの物の販売です。ミシン1台で作った物、バッグやポーチなどの販売をしました。サイトを作ってそこから受注したり、仲のいい人がやっている美容室に品物を置いてもらったり、手数料を払って道の駅にで売ってもらったりしました。もともとハンドメイドをずっとやってきたわけでもなく、大学の専攻もまったく違うのですが、病気の療養をしていた時期に「手を使うのがいい」と先生に言われて、ミシンをやってみたのがきっかけです。

イメージしていた成功ストーリー

あまり大きな成功はイメージしていなかったのですが、確定申告が必要になる程度の所得にはなるかなと思っていました。知り合いの人に作った物を渡したら喜んでもらえたのをきっかけに、売ることを考えるようになりましたが、受注で生産できるようになれたらいいなとか、ゆくゆくは自分でデザインした布でグッズを作っていけたらいいなとか、考えてしました。有名な作家さんが、自分のオリジナルの商品を出しておられることにあこがれていて、自分も工場との打ち合わせをしている様子をイメージしたりしていました。

サービス・商品メニュー内容

ハンドバッグ、トートバッグ、小銭入れ、ティッシュポーチ、エコバッグ、エプロン、ヘアアクセサリー、ブックカバーなど布製品

上手くいった点

作った物の売れ行きはよかったです。納品したものはほぼすべて完売していました。国産の布を使うことにこだわり、ファスナーなども品質にこだわりました。使っていて心地よい物、自信をもって売れるものだけを作ることを考えていました。その点は、今でも後悔していませんし、喜んでもらえてよかったと思っています。自分の時間を管理することも、よくできたと思っています。仕事に忙殺され過ぎず、家のこととの両立は出来ましたし、家族の協力も得られました。

失敗した点

一番の失敗は、コスト管理ができなかったことです。材料を安くするということは、もうけが出ることにつながるので、商売には絶対に大切なことなのですが、材料にこだわり過ぎて、まったくコスパが合いませんでした。しかも一点一点手作りであるため、一日の生産量には限界があります。丁寧に作りたいと思うけれど、高い値段をつけたくないという思いがあり、結局、赤字になってしまっていること、時給がかなり低い計算になってしまうことに、気づきました。

特に心に残っている失敗エピソード

もともと数字に強いタイプではなく、計算が関わることは後回しにしていました。でも、ふと思い立って、これまで買った資材の総額と、売り上げを比較してみたら、数万単位で損をしてしまっていることに気づきました。これでは、商売ではなく、体力勝負で全力で趣味をやっているような状態。意味がないと気づいて愕然としました。安さを追求したら、きっといいものはできません。中国製のものに勝つことはできないと思い、愕然としました。どうしたらいいか、分からなくなってしまいました。

起業の結果について

人数(社員やアルバイト)

自分一人でやっていました。

最大月商

約10万円

最大借金

0円

結果(今の状態)

今は、廃業しています。ハンドメイド自体は続けていますが、個人事業主はやっていません。ときどき気が向いたときに作って、知り合いの店で売ってもらっています。皮肉かもしれませんが、今の状態が一番気楽で楽しいです。好きなことを仕事にするのが必ずしも誰にとってもいいことだとは思いません。もしかしたら、別の分野で起業するかもしれないと思い、今は、少しずつ勉強と準備をしているところです。今度は、材料費があまりかからず、在庫も発生しない業態での起業を考えています。

過去の自分が改善すべきだった点

商売で一番大切なお金のことを後回しにしてしまったことです。もし、勉強するなら、簿記などのテキストではなくて、実際に起業をしている人の話を聞いた方がよっぽどためになると思います。シミュレーションをして、どうしたら赤字にならないかよく考えることをせず「とにかく作業をしてたくさん生産しなければ!」とばかり考えていました。どうしたら、利益を最大化できるかを考えて、時間と経費をかけていく必要があったなと感じています。

これから起業する人へのアドバイス

起業するのは比較的簡単です。今は特にそのハードルは低くなっていて多くの人が参入しています。大切なのは、続けることだと思います。始めるときよりもやめるときの方が大変です。なかなか踏ん切りがつかずに悩んでしまう場合もあります。コスパの考え方はきちんともって、予算を管理することをおすすめします。起業する分野によっては、難しいこともあるかもしれませんが、できるだけライバルに勝てる戦略をよく練って勝算があると感じたらやってみるようにしたらいいかもしれません。おすすめは、最初は小さく始めることです。設備投資など大きくなお金をかけてしまうと、回収が大変です。

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