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【月商350万円/借金2000万円】障がい者生活介護事業所で起業

【月商350万円/借金2000万円】障がい者生活介護事業所で起業
目次

起業の詳細について

形態(法人or個人事業主)

法人

起業した経緯

私は、今までの経歴で障害者に対する介助・介護をしてきました。その中でやはり介護事業というのは、会社本位やスタッフ本意の施設が多いことに悩んでいました。もし、自分で介護事業ができたらと思い起業しました。
高齢者の施設にしなかった理由としては、現在では高齢者介護は主流になりつつあり全国を見てもだいたいみなさんは想像がつく施設だと思っています。しかし、障害者というのはもっと全国でも主流にしなくてはいけないと思い設立にいたりました。

起業前の経歴

知的・精神・身体の障がい者施設で主に働きながら、医療面でのスキルをつけたくて、高齢者介護でも働いていました。知的・精神・身体では、なかなか病的な面でのスキルがなかなかつきにくく、老人ではそのような病的なスキルが身に付きます。また、介護事業ばかりをしていると、周りが見えなくなる。要するに介護は一般の会社とは会社としての考え方もかなりかけ離れており、一般の会社(ガソリンスタンド)でもアルバイトをしていました。

起業内容

障がい者生活介護事業所を設立。重度の障がい者の日中のお世話をする内容となります。やはり、障がい程度が重度ともなると身の回りのことをなかなか自立して行えないため、その訓練をする施設となります。掃除・調理・洗濯など、自立して生きていけるように訓練をする施設です。また、それを覚えられない方もたくさんいます。その方には、運動など体を動かし運動不足の解消を行っていきます。障がいが軽い方たちは、簡単な内職(仕事)を短時間行っていただいたりもします。

イメージしていた成功ストーリー

開所する施設(場所)が簡単に見つかり、新規店舗で建てるのではなく、改装(コンビニ程度の大きさ)にて建てられることが理想でした。また、その施設を利用する利用者にいたっても簡単に見つかり定員いっぱい入れば会社としても安泰である。ただ、まだまだ障がい者というのは家庭に隠されて過ごされている方もいるため、見つけるのは難しい。そのため、養護学校に訪問をし、そこで施設の説明などを行い、施設を利用する利用者を獲得していくのが成功のストーリーである。

サービス・商品メニュー内容

障がい者の方たちの日中の介護や支援または援助を行う。
日中に介護、支援、援助を行うことにより、保護者の方々も安心して仕事ができる環境を作る。

上手くいった点

会社を設立するにあたっては問題なく進んだ。また事務所を見つけるのもとても簡単にいった。設立までの事務関係は社労士と協力をしながらしていくスタイルで行ったのもうまくいった点である。やはり、事務関係の書類作りは社労士にすべてを任せるのではなく、ある程度自分で行うことにより経費の削減になるからである。なるべく、経費を抑えることが成功への近道と自分では思っている。人件費に関しては、出し惜しみをしない。経済の基本として、「サービスの向上を図るには、スタッフのやる気・士気を上げること」これが基本理念として経営していた。

失敗した点

経費の削減もなかなか難しいとこがある。役員の方たちの意見を取り入れるとどうしても経費がかかることもある。当会社では、プリンターのリース、車のリースに関してすごくお金がかかった。役員の中にも知り合いがおり、そこの会社のプリンターや車のリースをしてやってほしいなどの意見がでることが多々あった。しかし、金額的にも大手の場所よりも高額であった。役員を上手に抑えられなかったことが一番の失敗であり、必要のない経費を支払っていた。

特に心に残っている失敗エピソード

介護事業というのは市町村によって建てられる数が決まっていることを知らずに設立に走ってしまったことが一番の失敗である。最初にみつけた場所で登録をしたが、市に問い合わせをしてみると「もうそこには障がい者施設は建てることができない」と言われた。とてもいい場所だったので、前金を支払い済みだったが、上記の理由により断念せざる終えなかった。幸いなことに、隣の市ではまだ障がい者の施設は建てられるということだったので、また一から施設(場所)を探すことになった。

起業の結果について

人数(社員やアルバイト)

社員3名
アルバイト4名

最大月商

350万円

最大借金

2000万円

結果(今の状態)

現在でも運営をしています。利用者は登録者が25名、日中の利用者は平均で17名となっています。月商としては350万前後であります。障がい者の利用者は安定して施設を利用してくれているため、安定した月商を実現しています。介護事業は基本スタッフ不足に悩まされているが、当施設は離職率も低くオープニングスタッフも5年たった今も働いていただいています。スタッフ同士の仲も悪くなく、楽しく毎日仕事をし、利用者にいたってはやはりその雰囲気が楽しいらしく毎日通われる利用者が多いです。

過去の自分が改善すべきだった点

偏見かもしれませんが、役員はもっと若い方にお願いするべきであった。年齢や経験のある方を重点に置き役員をしてもらっていましたが、考え方が古いかたが多くみえた。その中で先程述べた、経費にまつわること。この件に関しても、経験ある方に頼むと自分の知り合い・・・などといった自分の付き合いのある方がを使っていただきたいと申される方が多かった。考え方が古いに関しては、やはりチャレンジ精神が低い事。危険だからやめておいた方がいいなどの意見が多々でることがあり、説得することに一筋縄ではいかなかった。その結果、経験はあるに越したこはないが、柔軟な考えのかた又は、若い方にお願いするべきであった。

これから起業する人へのアドバイス

起業をする場合、やはり調査というのが一番必要になってくる。お金ももちろんかかってくることから、ちゃんと計画をもって実施していく必要がある。私の場合、事務所を最初に借りたのは一つの失敗である。小さい会社でまだ施設もない状態。その場合は自宅を仮事務所としておくほうが経費の削減につながる。施設も急いで探す必要もない。一番重要なのは、会社のお金である。いかに使わずして運営をしていくか。そこが一番重要である。経費を削減といっているが、人件費は決して削減してはいけない。人件費を削減することは離職に大きくつながってしまうからである。

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