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【月商200万円/借金1,000万円】小さな地方都市の不動産屋で起業

【月商200万円/借金1,000万円】小さな地方都市の不動産屋で起業
目次

起業の詳細について

形態(法人or個人事業主)

法人です。株式会社です。

起業した経緯

30歳を過ぎて、仕事も一通り覚えて、サラリーマンにも飽きてきて、自分でやった方が儲かるぞと思い込み、自分に過剰な自信があったこともあり、起業しようと思い立ちました。幸い、仕事柄、銀行員の方や、司法書士、税理士の先生方とも、知り合いでしたので、色々と相談することができました。その結果、約3ヶ月の準備の末、勤めていた会社を円満退職し、勤めていた会社の隣町で、起業することになりました。お金も、貯金していた自己資金と、日本政策金融公庫からの借り入れで半年間の事業資金を準備することができました。

起業前の経歴

私は、地方の高校を卒業後、地元の小さな不動産会社に勤務しました。私の勤務していた不動産会社は、社員は全部で5名程度で、いわゆる地方の町場の不動産屋さんでした。アパート、マンションや駐車場、貸し家の賃貸の仲介や、中古戸建てやマンションの売買の仲介、それと不動産オーナーから依頼されて、賃貸アパートやマンション、駐車場の管理を主たる業務としている会社です。その会社で、約10年近く、営業の仕事をしていました。

起業内容

不動産会社を起業しました。市の人口が、十数万人の小さな地方都市の一角での不動産事業です。本当は、以前の会社の近くで起業したかったのですが、さすがに以前の会社に義理立てし、あまり顧客層がかぶらない隣町にしました。駅の近くの路面店にオフィスを借り、表に物件情報を張り出す、至ってどこにでもある普通の不動産屋さんを起業しました。町場の不動産屋さんは、いかに近隣住民にごひいきにして頂けるかが勝負です。目立つところにオフィスを構え、営業もがんばりました。

イメージしていた成功ストーリー

私には、約10年間の経験があります。それなりに、人脈も築けていました。以前の会社でも営業成績もいつもトップでした。人を引きつける能力なら誰にも負けないと自負していました。資金も用意したし、ノウハウも事業計画もある。これで、成功間違いなし!と信じて疑いませんでした。最初の半年間で、お客様にうちの会社を覚えて頂き、それ以降は、徐々に売上を伸ばしていき、3年目には2号店もオープンするぞと思っていました。

サービス・商品メニュー内容

不動産事業として、不動産仲介事業、不動産管理事業、不動産転売事業が主なサービスです。不動産仲介事業は、マンション、アパート、戸建て、駐車場、土地の賃貸と売買の両方です。不動産管理事業は、主に、それらの物件の管理をします。賃料の集金代行や日々の清掃や、空室が出たら新しい賃借人を探したりします。不動産転売事業は、資金がないので、あまりできませでしたが、自分の会社で中古マンションの1室を購入し、それを転売する事業です。

上手くいった点

私が用意した事業計画通りに、最初の半年間である程度、会社の知名度は上がっていきました。人脈も増えていき、順調に顧客の開拓もできていきました。売上も最初の数ヶ月は、ほとんどありませんでしたが、半年間の事業資金も用意していたので、特段焦りはしませんでした。賃貸の仲介で、日々の売上を積み上げ、たまにある売買仲介で、大きな売上を稼ぎ、信用をつけていけば、銀行からの借り入れも2年目以降は大きくできるので、大きな売上を見込める不動産転売事業も準備していました。

失敗した点

私の最大の失敗点は、人を信用しすぎてしまうことです。会社が順調だった2年目に事件は起きました。会社の利益が出てきて、銀行からの借り入れもできていたので、会社の資金繰りは順調でした。そこで、とある投資話を持ちかけられ、資金を出したものの、ほとんど詐欺に近いような話で、一切投資金は回収できませんでした。後に残ったのは、銀行からの借金だけでした。当時の私にしては、結構な金額でしたので、なんとか事業の利益から返済していったものの、資金繰りはどんどん悪くなっていきました。

特に心に残っている失敗エピソード

結果として、会社は、創業4年を待たずに倒産しました。今思えば、本当によくあるだめな社長の失敗談です。心に残っている失敗エピソードがもう1つ。私は、本当に人を信じすぎてしまうため、創業時から雇い入れた社員も以前からの知人でした。別の大手会社に勤めていたところを、私が誘った形でした。当時としては、破格の条件で雇い入れました。ところが、後でわかったのですが、私はその信用していた彼にも騙されていました。不動産業界ではよくあることですが、売上を会社に入れず、個人や他の会社と分けて懐に入れていたのです。まったく、騙される私が大馬鹿者です。

起業の結果について

人数(社員やアルバイト)

社員1名、アルバイト1名

最大月商

200万円

最大借金

1,000万円

結果(今の状態)

会社が倒産した後、私は、すっかり自信を無くして、自暴自棄になっていました。起業する前から結婚していた妻とも離婚して、自己破産も経験しました。しばらく、不動産の仕事はしたくないと思い、全く別の事業のサラリーマンをして暮らしています。本当に、あの数年間は、何だったのだろうと、今思い起こすと、悪夢を見ているようでした。いい勉強になったといえば、その通りですが、本当に大変な数年間でした。今では細々と暮らしています。

過去の自分が改善すべきだった点

人間は、その時折に応じて、ベストな選択をしていると思います。当時の私の力量では、人に騙されたとはいえ、リスクを取ってでも、よりもっと高いステージに行きたいと思ってしまったのだと思います。でも、もしタイムマシーンがあって、あのときに戻れるとしたら、若い日の自分に言ってあげたいです。「お前は、何を大切にしたいのか。何を守りたいのか?一体どうなりたいのか?本当に真剣に将来を考えろ!」と。人を信じて、「○○社長は、本当にいい人だよねえ。」と言われて、いい気になっていた自分自身を一番に改善すべきでした。

これから起業する人へのアドバイス

これから起業する人へのアドバイスとしては、本当に「一本軸を持て!」と言いたいです。事業内容がどうとか、事業計画や事業資金がどうとかということよりも、自分自身が、どうなりたいか、ということを真剣に考えて欲しいです。過去からつながっている現在の延長線上に未来があるのだと、ほとんどの人が思っていると思います。私はそうでは無いと思います。自分が思い描いた未来にしかならない。未来の延長線上に今があるのだと。少し観念的な話になってしまいますが、この話を深く考えてもらいたいです。

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