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【月商2000円/借金0円】在宅ライターで起業

【月商2000円/借金0円】在宅ライターで起業
目次

起業の詳細について

形態(法人or個人事業主)

個人事業主

起業した経緯

10年以上大規模な組織で働いていましたが、過労とパワーハラスメントで精神を患い、5回休職を繰り返したのち、退職せざるを得なくなりました。その後、精神障害者に特化したエージェントを頼ったり、就労移行支援事業所を利用して就職活動をしましたがうまくいかず、生活に困っていたところ、たまたま知人が自営業を始めたというので、内容を聞いてみたところ「文筆業」だというので、自分もチャレンジしてみようと思い、税務署へ行って届出をしました。

起業前の経歴

とても安定した公的機関で10年以上働いていました。採用当初は総務部で契約を担当していました。もともと仕事量の多い職場でしたが、直属の上司が仕事のできない人だったので、その人の分まで仕事をしなければならず、連日深夜2時くらいまで働き、休日出勤もざらでした。過労がたたって精神を病み、休職となり、1年後に復職しましたが周囲の当たりはきつく、1年持たずに休職、というのを繰り返すたび、どんどん職場に居づらくなり、医師の勧めもあり、退職となりました。

起業内容

知人と同じように文筆業を始めました。クラウドワークスというところに登録しているということだったので、自分もそのようにしました。仕事を探してみると、単発の案件や継続の案件、文章を書くだけでなく写真も必要な案件と、色々ありました。あまり人とやり取りをしたくないと思っていたので、最初のうちは単発の案件ばかり選んでいましたが、あまりに単価が低いので、「初心者歓迎」という触れ込みの継続案件を受けるようになりました。

イメージしていた成功ストーリー

もう誰に合わせることもなく、自由で気ままな生活ができると思っていました。好きな時間帯に、快適な自宅でのんびりと仕事ができると思っていました。最初のうちは稼げなくても、数をこなしていけば以前と同じくらいの収入は見込めるか、もしかしたらそれ以上稼げるかもしれないと思っていました。小さい頃から漠然と「物書きになりたい」という思いもあったことから、「夢が叶うってことになるのかな?」というわくわく感もありました。

サービス・商品メニュー内容

依頼者の指示やマニュアルにしたがって、文章を書いたり写真を撮ったりしていました。著作権は放棄していました。

上手くいった点

単発の案件は、好きな時間帯に好きなだけ仕事ができるうえ、クライアントから連絡が来ることもなく、平穏な日常生活を送ることができました。何かしら「仕事をしている」という状態も精神安定に一役買ったと思います。継続案件ではコピーライターについて1から教わることができ、売れる文章の書き方や関連法規、ワードプレスの使い方や便利なフリーソフト、画像の加工の仕方などを詳しく教えてもらえたので、勉強になることが多かったです。

失敗した点

売れる文章の書き方というのは詐欺や脅迫に近いものがあると感じました。そういったものを書き続けることに抵抗を覚えたことと、「ライター養成」というよりは「サイト運営をしろ」というクライアントの意向を強く感じ、恐怖を覚えました。複数の人とチャットワークで連絡を取り合わなければならず、在宅勤務というのは気が休まることがないのかということを思い知りました。そのうち眠れない日が続き精神状態が悪化し、契約解除を申し出ざるを得なくなりました。

特に心に残っている失敗エピソード

「初心者歓迎。マニュアル完備。優しく教えます。」の触れ込みにまんまと引っかかり、来る日も来る日も脅迫じみたマニュアル動画を見なければならなかったことです。「倍速で見るように」との指示があったのでその通りにしていましたが、拷問のようでした。20記事完納の後に支払い、となっていたのですが、途中で契約解除となってしまったので、2か月休みなく仕事をして1円ももらえず、病気が悪化するだけという結果に終わったのはものすごくつらかったです。

起業の結果について

人数(社員やアルバイト)

1人

最大月商

2000円

最大借金

0円

結果(今の状態)

在宅ライターは稼げないうえに気が休まることがないとわかり、また、精神状態が悪化したことからもうやめようと思い、しばらく何もしませんでした。金銭的に切羽詰まってきたので、友人がやっている塾で個別指導の講師をするようになりました。時給はいいのですが、進学塾という点を強調され、またもや精神状態が悪化し、辞めざるを得なくなってしまいました。今は途方に暮れている状態で、あと何年まともに生活ができるのかと不安な日々です。

過去の自分が改善すべきだった点

公的機関を辞めざるを得なくなってしまったのは仕方なかったと思います。ただ、「退職」ということを甘く見過ぎたところはあると思います。勉強さえできれば良かった学生時代の感覚を引きずったままでもよいような職場というのは、退職して自営業なり民間なりを経験して初めて思い知りました。もう少し、大人の感覚を持って仕事をしていればよかったと思っています。寄らば大樹の陰というのは、ある意味真実だと、今になって思います。

これから起業する人へのアドバイス

自営業は甘いものではありません。常に生きるか死ぬかの緊張感の中で生活していかなければなりませんし、全ては自己責任です。私は1人でやっており、業種も文筆業だったため借金を背負うことはありませんでしたが、人を雇ったり、規模を大きくするためにお金を借りたりすることまで考えているなら、相当な覚悟を持ってやっていただきたいと思っています。借金がある場合は生活保護も受けられないということも申し添えておきます。

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